役不足と力不足の違いとは?意味を間違えると失礼になりかねない件
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日本語は、見た目がすごく似てる言葉なのに、一文字違いで意味が全然違うものが多くあります。先日、ある方のスピーチで、そんな間違いが…。
でも、周りの人はあまり反応しないのです。明らかに意味が違うのに…。
「役不足」と「力不足」、仕事での会話でも使うことがある言葉ではないでしょうか?
さっきみたいに反応しない人も多いくらい、実は誤用されがちな言葉です。
でも、場合によっては、とても偉そうに聞こえてしまうことさえある、危険なふたつの言葉です。
ここで「役不足」と「力不足」のおさらいをしてみましょう。
「役不足」と「力不足」の正確な意味
まずは、私の愛用の辞書、三省堂 大辞林でそれぞれの言葉の意味を確認してみましょう。
「役不足」(やくぶそく)の意味
俳優などが与えられた役に満足しないこと。
能力に対して,役目が軽すぎること。
「力不足」(ちからぶそく)の意味
努力や能力などが不足していること。
「役不足」という言葉が間違って使われることもある。