「頂く」と「戴く」の使い分けは?5分でわかる正しい日本語
-
父に頼まれてお中元のお礼状を作っていたら、「ん?漢字がわからない…」。
変換して選ぶだけなのに、どれが正しいのかイマイチわからないのです。こういう時はひらがなで切り抜けよう!
「先日は美味しいフルーツをいただきして、ありがとうございました。」
んー、この一文みても、なんだかひらがな感がいっぱいだし、前後の文章も含めて全体を見ても、バランスが悪いのです。
結局、ちゃんと調べないと、ちゃんと完成させられないのです。わからないことがあった時には、素直に調べるのが一番早いですね。でも、辞書には「いただく」「頂く」「戴く」が一緒に説明されていて、すごくわかりにくいのです。これは、気合を入れて調べないと、お礼状が完成しない…。
ちょっと複雑な「頂く」「戴く」「いただく」。せっかくなので、ここでまとめて皆さんにシェアします。
「頂く」とは?
- 「大切にする・敬い扱う」
- 「食う・飲む」の謙譲語
ぱっと思いつく「頂」を使った二字熟語は、山頂・頂上・頂点・頭頂部(あ…これは三字熟語ですね)などがあります。そこから考えると、「頂」には何かの一番上、つまりてっぺんの意味合いがあります。そこから転じて、1の「大切にする」という意味がきているよう。