「ごめんあそばせ」の意味、使い方、由来とは?【徹底解説】
-
マンガやアニメで、お高くとまったお嬢様が「ごめんあそばせ」なんて捨て台詞を吐くの、よく見かけますよね。
定型文として馴染んできた言葉ですが、よく考えると「ごめん」「あそばせ」って、不思議な言い回しですよね。
具体的な意味は?と考えると、ますます分からなくなります。
ごめんあそばせなどのお嬢様言葉、博士口調、その秘密は日本史にあり
マンガの世界では、「ごめんあそばせ」に代表されるお嬢様言葉のほか、
語尾に「ザマス」がつく奥様口調、「わしは~じゃ」という博士口調など、
「特定の身分・職業のキャラクターが喋る言葉」のテンプレートがあります。
これは、マンガが描かれ始めた時代背景が深く関わっていると言われています。
マンガの祖・手塚治虫先生が活躍された時代、
こんな喋り方をするお嬢様、あんな博士が多かった、ということです。
手塚先生の時代のマンガに、そういう喋り方のキャラクターが多いため、
現在に至っても、「説明要らずにキャラクターの身分を示すもの」として重宝されているのです。