規定と規程の違いと使い方とは 同じキテイでも微妙に違う!
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職場の書類や、ニュースなどでたまに目にする、この二つの言葉。
労働条件、公的なマナーなど、ルールの名前に使われる、格式ばった言い方です。
読みは同じ「キテイ」、イントネーションも同じ、意味も似たようなもの。世の中は、この二つの同音異義語を、どう区別して使い分けているのでしょうか?
ビジネスシーンで、メールでやり取りする機会の多い、昨今。上司やお取引先に笑われないよう、自信を持って漢字変換できるようになりたいものです。
規定の意味とは
個々に定めた決まりのこと。
規(ルール)を定める。
落ち付いて考えれば、字面そのままの意味だと分かります。
法律でなぞらえれば、「○○法」の中の「第3項の12条」のポジションです。
「議員は、議院の品位を重んじなければならない」なんて、ふわっとしたものもあれば、
「辞職しようとする議員は、辞表を議長に提出しなければならない」と、当たり前のことを厳格に定めるものもありますよね。
個々のどんなケースにも、対応して定めているルールのことを「規定」といいます。