平均律と純正律のちがいとは?【わかりやすく解説!】
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音楽をやっている方は一度は耳にしたことのある平均律と純正律。でもその違いって説明できるでしょうか?
音楽をやっていない方も、映画化もされた小説「羊と鋼の森」で出てきて言葉だけご存知かもしれません。
この記事では平均律と純正律ついて音楽素人の方にもわかりやすくご説明しようと思います!
平均律、純正律って何を表しているの?
そもそも、〇〇律ってなに?
少し物理のお話になりますが・・・
まず、音は空気の振動です。音の高低は空気どれくらい振動するかで決まります。
1秒間に空気がたくさん振動するほど高い音、あまり振動しないと低い音になります。
1秒間にどれくらい振動するか?はHz(ヘルツ)という単位で表され、1秒間に1回振動する場合は1Hzです。
ピアノのト音記号の五線譜上にある「ラ」の音(オーケストラのチューニングで使われる音)は一般的に440Hzです。厳密にいうと、「ラ」の音が440Hzになるようにチューナーや音叉などを使って楽器を調整しています。これはクラシック音楽界共通の前提と思っていただいて結構です。